シーバックソーンとサジー、シーベリーの違いはありません。
wikiによると、
- シーバックソーン
- サジー
- シーベリー
- チャチャルガン
- サージ
- サンドーン
などいろいろな名前で呼ばれているようです。
お化粧品のオイルで目にする「シーベリー」もサジー。
スナジグミって、そのまんまぽいですね。砂漠のグミ。
いろんな地方で呼び名が違うというのは、もしかしたら各地方で長い間、愛着を持って呼ばれているからかもしれません。その地方の人々の生活にしっかり根付いている証拠じゃないかな?
同じものがヨーロッパなどではシーバックソーン、アメリカ、カナダではシーベリー、日本や中国ではサジー、モンゴルではチャチャルガンと呼ばれています。
ただ、シーバックソーン(サジー、シーベリー)には多くの種類があって、すべてが栄養豊富というわけではないようです。
シーバックソーンは6種類あり、12亜種存在します。
シーバックソーンも種が違えばいろいろ特徴が異なるようです。環境に合わせてすこしずつ変化していったのだと思われます。
背丈が10m以上にもなる大きなものや、50cm程度の小さなのシーバックソーンがあります。
果実も大きいもの小さいもの、色、形、成分が大きく異なります。
シネンシスサジーといわれる種類のシーバックソーンの果実はとても小ぶりです。小豆くらいのおおきさしかありません。
しかし環境の厳しい砂漠などの乾燥地や、強い紫外線がふりそそぐ標高の高い山などで自生できる能力をもっています。
内モンゴル自治区やゴビ砂漠近辺などの年間降雨量の少ない地域のシーバックソーンは生命力が強く、高い栄養成分を含みます。
シーバックソーン自体が、厳しい環境に生きぬけるように、自分のために栄養を蓄えてるのだと言えます。
シーバックソーンの分類表
1:無皮組 Hippophae rhamnoides(ヒポファエラモノイドス)
- sinensis (シネンシス)
- yunnanensis (ユンナンネンシス)
- turkestanica (トルケスタン)
- mongolica (モンゴリカ)
- caucasia (カウカシア)
- carpatica (カルパティカ)
- fluviatilis (フルビアティルス)
- rhamnoides (ラモノイドス)
2:有皮組 goniocarapa(ゴニオカーパ)
- goniocarapa (ゴニオカーパ)
- litangensis (リタンジンシス サジー)
3:有皮組 neurocarpa (ニューロカーパ)
- neurocarpa (ニューロカーパ )
- stellatopilosa (ステラトピオサ)
4:有皮組 gyantsensis (ジアントセンシス)
5:有皮組 gyantsensis (ジアントセンシス)
6:有皮組 salicifolia (サリシフォリア)
なかでも無皮組 Hippophae rhamnoides(ヒポファエラモノイドス)のsinensis (シネンシス)といわれる種類が、最高品質のシーバックソーンだといわれています。