サジーの原料、ビコアサジーはどこに生息する?
「日本サジー協会」グループ企業が出してるサジーは「ビコアサジー」と呼ばれるサジーを原料としています。
サジーは7千年~2億年も昔から世界中に生存しているグミ科の植物です。
品種も多く、含まれる栄養価もかなり違いがあるようです。
サジーには
- 砂漠などの寒暖差の激しい地域
- 紫外線の害を受けやすい高地
にも生息できるほど生命力の強い種類があります。
なぜそんな環境を選んだのか?にはいろんな説がありますが、「他の植物が生きることができない土地」で生息してきたからこそ、絶滅することもなく長い時を過ごして来れたのだというのが真実味がありますね。
そして、その土地で生きるための能力や必要な栄養素を、時間をかけて取得していったのでしょう。
中でもビコアサジーは栄養素の含有量がずば抜けた果実です。
ビコアサジーの特徴は?
『ビコアサジー』は、内モンゴルにある蛮漢山(ばんかんさん)で収穫されています。
蛮漢山は、標高2304.5m。高地なのでマイナス40℃〜40℃と寒暖差がとても激しく、害虫も生きていけないほどの過酷さです。
降雨量も年間150mm程度(梅雨時期の日本の1日分くらい)と少ないのですが、その水分を少しも逃さぬよう取り入れ、プルプルの果肉を実らせます。
他の野菜や果物も「濃厚な味にするには水分をギリギリまで与えない」と言いますが。サジーにも同じことが言えます。
植物の世界では「砂漠や高地などの厳しい環境下に生きるものほど、特殊な機能物質を豊富に持っている」といわれています。まさにビコアサジーの持つ栄養素は「特殊な機能物質」と言えるでしょう。
しかも、ビコアサジーは「果物なのに過酷な冬を越す」のです。
ビコアサジーと他のサジーの違いを簡単に説明すると「朝鮮人参とニンジンくらい差がある」のだそうです。
ビコアサジーは
- 冬を乗り越えることで実がギュッと引き締まる
- 周りに栄養がないので、自分のために栄養を蓄える
- 紫外線の害に負けないように「抗酸化成分」を蓄える
- 空気中の窒素を栄養にする機能を持つ
- 乾燥に負けないように潤いのある油分を持つ
という能力があります。
ビコアサジーを使ったサジーの良さは?
ビコアサジーを原料としてサジーを作るにはとても便利な点があったようです。
それは
「農薬を使わなくても害虫がいない」ということ。
ビコアサジーは蛮漢山で自生しているもの。
栽培しているものではないので自然のままなので農薬を散布することはありません。
しかし、害虫にやられてしまっては収穫量を守ることができません。
ビコアサジーはサジー品種としてもナンバーワンで、生産地としても言うことなしの場所で育っているのです。
もう一つ、地元の農家さんにとってもいいことがあります。
サジーの収穫時期は真冬。
マイナス40℃にもなるその時期には農家さんには他に収入源がありません。サジーの収穫は農家さんにとってもとてもありがたいことになるのでしょう。
他に新鮮な果物も実らない状況で「栄養源」にも「収入源」にもなるビコアサジー。
遠く離れた日本でも私たちの役に立つパートナーですね。